産みの苦しみ育ての苦労(だからこその喜び)
子供たちが通っている保育園には、いかにもこの道ウン十年という園長先生がいる。(今年息子に園長を譲ったけど、今でも毎日園に通っている)
しっかりとした理念を持って、園を運営しているので、私は安心して子供たちを預けられている。
そんな園長先生は、時には厳しい言葉をママ達に投げかける。私が前に言われた言葉で、今でも折に触れて思い出すのがこれ。
「あなたには生んだ責任があります。しっかりと子供たちを育てる義務があります。がんばってください。」
なかなかに、厳しい言い方だけど、どこにも嘘はなくて本当にその通り。妊娠中はなんとなく産むことがゴールみたいになっているところがあって、確かに無事に生まれてくれることが何よりも大事なんだけど、実はそのあとにべらぼうに長い育児もセットで待っている。
なかなか、産む前からそこの部分って想像することが難しい。いや、想像はできるけれども、実際の育児は想像を軽々と超えるタイヘンの連続。
そう書くと苦しいばっかりみたいで嫌なのですが、毎日何かしら悩んで、落ち込んで、立ち直って、笑って、また悩んでの無限ループが繰り返される。
答えがないのが育児だけれど、どこかに答えがあると思ってしまったり、何かすべてを解決してくれるような魔法のHOW TOがあるんじゃないかという幻想を抱いてしまうけれども、そんなものはない。
この子にはこれが有効だが、こっちの子には効かない。昨日はこれが有効だったが、今日は無効。そんなこんなで、毎日あの手この手を使ってやりくりをしている。
そして、会社もまた同じく、愛情と手間暇かけて絶賛育て中。
色んな人と出会って、色んな人に助けてもらって、自分もうんと悩んでそうやって大きくなっていってほしいなあと思っております。