BABYBOOTHー赤ちゃんのいる暮らしー

仕事、子育て、家事、雑事。

けっこう遠くまで撮影に行ったときの話

BABYBOOTHは、訪問型サービスです。
いつも軽自動車の後部座席パンパンに荷物を積んで出かける。たいてい、その量に驚かれる。もしかしたら、これもあれも使うかも、と増えているわけではなく、毎回わりと全部使っている。


私は基本的に呼んでもらえたらどこでも行きますよ!というスタンスなのだが、流石に車で行くにはちょっと遠いんじゃないか、というところからの問い合わせが来た。

ちょいちょい来る遠方からの問い合わせには、一応、行けますが交通費がかかってしまいます(しかも助産師とで2人分)というと、大抵が「わかりました。範囲外だったのですね」ということになるんだが、その時はそれでも来てくださいということだった。

むしろ出張交通費のほうが本体よりも高いんですけどいいのですか、と思いつつ、訪問することで話が進んだ。

出産前から、あれこれと要望を聞いたり、やり取りを重ねて、いざ当日。

車では行けない。新幹線を使おう。でも、この大量の荷物はどうしよう。ということでかさばる大物(特大ビーズクッションやら、シーツやら毛布やら)は、相談してお家にある布団を使わせてもらい、こっちでも、代用できてコンパクトになるものはないか色々探した結果、浮き輪を用意したり(膨らませてクッション代わりにつかう)と、工夫を重ねて、なんとか大型スーツケース2個とカメラバック+助産師グッツ(電子体重計やら、色々)というところまでコンパクトにまとめた。いや、全然コンパクトになってはいないけど、2人でも電車移動できるぐらいまでにはまとめた。

初、新幹線訪問。

お家についたら、撮影もケアも無事いつもどおり順調に進んだ。
どうして、私たちに声を掛けてくれたのかと、聞いてみると、「この辺りに新生児写真をとってくれる人がいなくて、でもどうしても撮りたくて色々とあたってみたんです。でもみんな遠方だからと断られて。そんななか、やっと来てくれると言ってもらえて」と。

赤ちゃんが生まれたら、どうしても新生児写真が撮りたかった。ただ単純に理由としてはそういうことでした。でも、後日頂いたお礼の手紙には、「お二人に来てもらって、正直、帰ってほしくない!と思ってしまいました。本当に満足でした」とまで書いてもらえていた。ほんとに嬉しかった。

私は、このサービスが大都市圏でしか成立しないのでは、という気持ちがどこかにあって、でも都市部は出産前後に利用できる様々なサービスが本当にたくさんあって、新生児写真を撮るだけなら、数多の業者の中から選ぶことが可能だ。

でも、赤ちゃんが生まれて写真を残したい、訪問ケアに来てほしいって、地方や都市部関係なくみんな思うんじゃないかな。できれば、なるべくその気持に寄り添えるよう身のこなしは軽くしておきたい、そう思った。

帰りの新幹線では、教えてもらった地元の名産品をおみやげに買って、地ビールを飲んでホクホクした気持ちで帰ってきた。
うん、これこれ。嫌いじゃない。全然、楽しい!

これからも、呼ばれたらどこでも行きます!のスタンスで対応していきたいなと思っております。

(でも1日じゃ行って帰ってこれないな、というところは申し訳ないけれども断っております、今のところ。新幹線の近くとかだと意外と遠方でも大丈夫なのですが、山奥とか車でしか行けない、などのところはやはり結構厳しかったりもします。。本当は全部行きたいのですが…)